2011年に国家資格制度としてピアノ調律技能検定がスタートしました。メーカーの枠を超えて全ての調律師の技能を一定の基準により検定し、国として証明する唯一の資格制度です。 | |
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1級 | GP、UPの調律ができること。 |
2級 | UPの調律とGPの一部の調律ができること。 |
3級 | UPの基本的な調律ができること。 |
※ここでいう調律は、狭義の調律、整調、修理を意味します。 |
いくつかのピアノメーカーは自社製ピアノのメンテナンスの為に、独自の技術認定制度を設けています。それぞれ独自の設計思想を正しく再現する為ですが、そのメーカー関係者でないと取得できない資格なども多数あります。
ホールのピアノは非常に高価で、不特定多数の人が使います。不適切な調律によってピアノの状態が悪くなってしまった例が過去にあった為に、今でも一部の限られた調律師でないと作業が行えないホールも多数存在します(特に外国製のピアノに顕著です)。それらの不適切な調律を防ぐ為に、メーカーの枠を超えた、ピアノ調律技能試験などの国家資格が生まれました。しかしまだまだ調律に関するライセンス制度への認識が低いために、国家資格よりもメーカー独自資格、過去の前例が優先するような理不尽なケースが珍しくありません。国が証明した技術認定制度ですので適切な対応を期待いたします。
ピアノの調律は、技術、経験、センス、ポリシーその他、様々な要因で、担当者によってその仕上がり具合が全く異なります。はたして料金だけで選んでしまって良いのでしょうか?
公正取引委員会の指導もあって料金については統一する事ができません。作業内容についても、車検のように決められた項目はありません。つまりは、担当者が自分の判断で、作業内容と料金を決めているわけです。しかもその作業の技術レベルについての保障もあやふやな状況です。
とても良心的に最高のサービスを提供している調律師も沢山います、しかし残念ながら、なかなか満足のいくサービスを提供できていないケースも耳にします、医療のようにセカンドオピニオンはいかがでしょうか?
調律師によってまた違うピアノの魅力が発見できるかもしれません。調律カードとは別に、作業内容報告書でピアノの状況を報告いたします。
世界のコンサートの98%がスタインウェイピアノというデータがあります。
スタインウェイ以外のピアノを使われる場合においても、スタインウェイの目指す音、タッチを想定した調律は有効です。
コンサートの調律、日常の調律は是非、スタインウェイ会会員にお任せ下さい。